【超重要】公務員からの転職で成功するために最初に考えるべきたった一つのこと

転職活動を始める前にすべきこと

公務員から別の業界へ転職してみたいけど、何から始めたら良いのだろう⋯

このような悩みで転職活動への第一歩を踏み出せない公務員の方はいませんか?

公務員は転職をする人が民間企業に比べて圧倒的に少ないため、モデルケースが少ないです。そのため、何をしたらいいのかわからず漠然と悩んでいる人が多いと思います。

私は新卒から都道府県庁で公務員事務職として働き、9年目に第一志望の大手SIerからの内定をいただくことができました。満足のいく結果を得ることができたのは、あることを最初に考え抜いたことが大きな要因だったと思っています。

この記事を読むことで、転職を考えている公務員の方が、最初に考えるべきこととその理由が分かります。

公務員の方で少しでも転職を考えている方は、まずこの記事を読んで実践してみましょう!

最初に考えるべきたった一つのこと

私が考える、公務員転職において最初に考えるべきたったひとつのことはこれです。

公務員を辞めて何があっても後悔をしないか

考えるべき理由

なぜこれをしっかりと考えるべきなのか、その理由は以下のとおりです。

  • 転職活動中に何度も迷いが生じるため
  • 面接で必ず理由を問われるため
  • 内定後に家族への説明が必要になるため
  • 転職後に後悔をしないため

詳しく解説をしていきます。

転職活動中に何度も迷いが生じるため

転職活動では、本当に公務員を辞めるべきか、自問自答するタイミングが何度もあります。

転職活動を通して、普段仕事や生活をする上では考えられないほど、自分自身のキャリアに向き合う機会が多いためです。

例えば、以下のケースが考えられます。

  • 職務経歴書の作成時に、過去の経験が思い返され公務員の魅力を再確認した
  • 転職活動が思うように進まず、現職に残りたい気持ちが芽生えた
  • 内定後、本当に公務員を辞めても良いのか、不安になった

面接で必ず理由を問われるため

公務員からの転職において、面接官は間違いなく公務員を辞める理由を聞いてきます。

公務員と民間企業では業務の目的や性質が全く異なり、長期的に働く意志や継続性があるかを図りたいと考えるためです。

面接官は、公務員と民間企業の違いを理解していない求職者に対して、早期離職のリスクを感じ取り、不採用とするケースが考えられます。

内定後に家族への説明が必要になるため

公務員を退職する場合、実の親や配偶者の親との関係性を崩さないためにも、丁寧な説明が重要です。

親世代にとって、公務員は「安定」の象徴的な職業であり、退職することは少なからずショックを与える場合が多いためです。

実の親はもちろん、ご結婚されている方は相手方の親も驚いたり心配する場合が多いです。特に地方においては公務員の価値や信頼感が非常に高いです。退職理由を理解いただける程度に考えを掘り下げることをおすすめします。

転職後に後悔しないため

公務員から民間企業への転職により後悔したり、最悪の場合早期離職をしてしまうケースがあります。

その大きな要因として、公務員と民間企業の違いを理解せずに入社してしまい、環境変化に対応できないことが挙げられます。

よくある具体的な違いは、以下のとおりです。

公務員

  • 解雇リスクが極めて低い
  • 年功序列型の給与体系
  • 形式的で法令やルールを重視する風土
  • 住民の生活向上が目的

民間企業

  • 景気や業績によるリストラの可能性がある
  • 成果主義
  • イノベーションやスピード感が求められる
  • 企業の利益を上げることが目的

私の体験談

私は転職活動を始める前に、公務員を辞めても後悔しないか徹底的に考えました。これが満足のいく結果の最も大きな要因になったと感じています。

私の体験は、以下のとおりです。

  • 面接での深堀り
  • 内定してからの迷い
  • 家族への説明

面接での深堀り

私は一次面接及び最終面接を2回ずつ経験しましたが、4回の面接全てで退職理由を問われ以下のように回答しました。

「約4年ほど、行政システムの構築や運用に携わる中で行政DXの推進に注力したいと考えるようになりました。一方で、現職では異動によってこの分野に携われなくなる場合があります。そのため、行政DXに継続的に携わり専門スキルや経験を身につけることでより強力に推進する存在になりたいと思い、公務員を退職し、IT業界へ転職することを決断しました。」

あくまで私の中で公務員を退職する理由の一部ですが、その中から面接で話せる内容をピックアップして話しました。結果として、どの面接においても納得した反応をいただけました。

内定してからの迷い

第一志望の企業から内定連絡をいただいた際、自分でも驚くことに喜びではなく憂鬱な気持ちになりました。

それは転職することが現実となり、未知の世界へ飛び込むことの不安がどっと押し寄せたためです。この現象は「転職ブルー」と呼ばれており、多くの方が経験しているようです。

この時、不安や迷いを振り切って前に進むことができたのは、転職活動の最初に徹底的に「公務員を退職して後悔しないか」を考え、メモを残していたことが大きな要因でした。

家族への説明

私は実の親と妻のご両親に対して、以下のことを伝えました。

  • 転職活動の初期に、民間企業への転職を考えていること
  • 内定後に、企業の詳細や転職をしても問題なく働けること

可能な限りの説明を尽くしたのは、実の親は公務員試験やその後の仕事を応援してくれていましたし、妻のご両親は公務員であることの安心感も一つの理由で結婚を認めてくれて結婚後も大変良くしていただいていたのが理由です。

結果として、どちらの親からもご理解をいただくことができ、気持ちよく内定承諾をすることができました。

【まとめ】最初に退職して後悔しないか徹底的に考えよう

公務員が転職活動を始める前に考えるべきことについて解説しました。

「公務員を退職して後悔しないか」です。

その理由は、以下の4点です。

  • 転職活動中に何度も迷いが生じるため
  • 面接で必ず理由を問われるため
  • 内定後に家族への説明が必要になるため
  • 転職後に後悔しないため

転職活動をスムーズに進めるために、内定後や入社後にも満足のいく結果とすることができるように、ぜひこのことについてじっくりと考えてみてください。

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